具材を煮込んでいるお鍋

しなやかな枝と黄みどりの葉をつけた若木の頃に、
心をふるわせた美しさ、
ドキドキとともに感じた楽しさ、
胸いっぱいに吸い込んだ自由な空気。
そういう目には見えなくても確かなものは、
時間がたっても決してなくなることはない。

季節の野菜の鮮やかな色、
スープが煮える温かいにおい、
にんじんを細く切ってゆくリズミカルな音。
キッチンで過ごした時間は、あなたの中にきっとずっとある。

いつか、だれかにごはんを作ってあげたくなったら、
あなたの中の美味しい記憶を訪ねて、
自由に作る楽しさや、
共にテーブルを囲む人と美味しさを分かち合う喜びを感じてください。

具材を煮込んでいるお鍋